mushi ga nigate vol.2

トンボが苦手になった原因は…5年程前

文化センターの仕事をしていた頃。日曜早朝の住宅街。
まだ人が動き出してきていない、凛とした澄んだ空気の気持ちの良い朝で。

前方で初老のお父さんが、上はランニング、下はまだパジャマ姿のまま、
庭先の木や花々にホースで水をまいている様な、のどかな光景を横目に、
職場へ向けて自転車を走らせていた時だった。

お父さんのそばを通りすぎるか過ぎないか辺りで、
突然目の前に一匹のトンボが現れ、目があった。
横から飛んできたとか、突進してきたならば、避けてびっくりしたで終わっていただろう。。

彼は、突然真上からすうーっと降りてきて、
私の目と鼻の先で、ぶ〜〜〜んとホバリング…
自転車で走っているのに、同じ距離を保ちながら
目の前をまとわりつく様に…ホバリング。。。

しんと静まりかえった心地よい朝に
私の何処からそんな声が出たんだろうと思う程の
地の底から這い出してくる様な、絵に描いたような

うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!をお見舞いしてやった(何のお見舞いだか)

お父さんもびっくりして、ホースを落としそうになる程、
日曜の朝には似つかわしくない悲鳴が轟いた。。
それ以来私はトンボの”ぶ〜〜〜〜ん”が苦手(^_^;)
 

夏の終わりに差し掛かると特に、”虫あるある”に遭遇する確率が増える(ーー;)(ーー;)(ーー;)

数年前、夕方暗くなりかけの頃、近所のスーパーに足りないものを急遽買い出しに
電柱の脇を通った時、ポトって頭に何か軽いものが落ちた感触がした。

触ってみたけどその時は何も無く、気にせず自転車に乗り走って向かった。
途中何か変。。何か重い。。髪を撫でてみたけど、何も触れない。
やっぱ気のせいかと更に進むと、その内、
頭のてっぺんを”とことこ”と小さな何かが歩いている感触がして凍りついた。
しかもトコトコの足先は、明らかにギザギザしてそうな感触(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾💧

息子が居たら「何かいる?何かいる?取って取って!!!」と言えるけど、
まさか見ず知らずの人を捕まえてそれをする訳にもいかず。。

自転車を降りて、その時掛けていた眼鏡のえの部分で櫛を解く様に、しごいて振り払った。
向こうも落とされたらたまらないと、しがみ付いているのか中々取れない。。
必死で下を向き、眼鏡でしごいて落とそうとした。

近くにいた人は、やっぱり”この人何やってんだろう?”と思うだろうなと思いながらも、
私は髪が長いのでドンドン奥に入り込まれても困る
必死で解いていたら、
その内ポトっと何かが地面に落ちた。



…カナブンだった。。
何事もなかった様にトコトコと地面を歩いて行った。



こら〜〜〜〜〜〜!!
人を止まり木の様に使うな〜〜〜〜〜!
Σ(-᷅_-᷄๑)
君たちのテリトリーを荒らすつもりもない...
だから頼むから私のテリトリーを侵害するのはやめて欲しい。。


La lumière

貴方と共に…光へ

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