子猫の保護大作戦

ここ数ヶ月リハビリのつもりで単発の仕事を入れていた。最初は週1から始め…
少しずつ増やして今では週3で残業対応出来るまで、体力も回復しつつあって。

残業して帰ろうと職場の脇道を歩いていると、見るからに小さな子猫が
一人ぼっちでトボトボと歩いていて、目を疑った…
えっ⁉️
よく見かける野良ちゃんの子猫と言えば、お母さんや兄弟達とじゃれあっている、
言わば何かに守られているイメージ。。
それに、近付くとすばしっこく逃げたり、警戒心をあらわにしてくるイメージがあった。
この子は放心状態というか、”今、途方に暮れています”と全身オーラに書かれている感じで。。
後ろから近付く私に気づいていながら目もくれず、怖がらせちゃいけないと、
一定の距離を保ちながら ”お母さんは?はぐれちゃったの?”と声をかけ、
暫く側を見守りながら歩いた。
”実はね…”なんて答えてくれるはずもなく。かと言って逃げるでもなく、
助けを求めるでもなく、向こうも一定の距離を保ちながら、ただトボトボと歩いて、
暫く行った先の植込みの段差の角に身を潜めるように丸まって眠ってしまった。

保護すべきか本当に迷った。
ここは倉庫街で、夜も遅くなれば人影も無くなる。
衰弱しているなら、迷わず保護なんだけど…
途方に暮れてるオーラは出しているものの、衰弱しているという状況でも無さそう…
下手に保護してお母さんとはぐれてしまう事を考えた。必死で探しているかもしれない。。
どうしようかと、しゃがみ込んで見ている私を
時々ひょこっと見上げては、うずくまりを何度か繰り返し、
見上げた顔がとっても可愛い。
”何かくれるの?”と言っているように見えて。。

お腹空いてるよね?あいにく何も持ってなく、コンビニに走った。
冷たい牛乳じゃ、お腹壊すか?容器も無いし。何が食べれるのか全く想像もつかず、
ただ息子の離乳食後期のイメージで、蒸しケーキの様なしっとりして柔らかく
油分の無さそうな物を選んで戻ってみた。
もう子猫ちゃんの姿は無かった。

翌日、可愛いけど強烈キャラの猫を飼っている友人にLineで聞いて見ると、
母猫は縄張りを超えてまで探す事は出来ないのだそう。

"うちのモモも、その状態だったから"
小学生が拾ってきて、外で段ボールで飼われていた様な形跡があったそう。
子猫で衰弱してしまっていた為、さらに保護した状況で、
もはや母猫からは引き離されていた状態だったと言う。
難しいところだけど、これから暑くなっていくし、車にひかれる危険性もあるから、
次、見かけたら保護して、病院連れてってあげてという事だった。

スーパーで子猫用のミルクやレトルトの餌が売っていると言うので、
近所のホームセンターに行ってみた。
今はさすがペットブームでこんなに沢山種類あるんだ。。
子猫用の餌やミルクも60円台で売っていて、いつでも保護できる様に準備購入。
もし無駄になってしまっても、数百円で命が救えるなら安いものです。。

連れてくる時用の小さな段ボールも折りたたんで用意して、準備万端。
もし保護したら暫く、いやそのまま飼っちゃうか?
位の気持ちで出社の度に探して見たけど、
それ以後その子には会えなかった。。どうしたかな?

久々会った、顔馴染みの派遣さんにその話をした。
彼女も猫好きな人で、翌日、橋のたもとで、ホームレスさん達が、
餌をあげている風の場所に親子の猫を見たと言う。
その猫ちゃんかどうかは解らないけれど、お母さんと再会できてたらいいなぁ.。oO





La lumière

貴方と共に…光へ

0コメント

  • 1000 / 1000